舘 星華
SEIKA TACHI
Visual Artist, Installation
Based in Tokyo, Japan​​​​​​​
◆Short Bio
As a child, I was passionate about Go Ikeyamada’s manga for girls. For twelve years, starting at age ten, I bought her manga magazines twice a month without fail. While reading, I questioned why boys’ manga did not resonate with me, prompting me to analyze the structural differences between girls’ and boys’ manga. Influenced by my studies of abstract painting in prep school, I became interested in the basic units of painting—point, line, and plane. This led me to remove characters and dialogue from comic pages, transforming them into abstract paintings, creating art by turning the experience of reading manga into visual form. I was particularly drawn to the frequent use of the small “ッ” in onomatopoeias, seeing in this “small tsu” an aesthetic akin to the beauty of negative space, which deepened my fascination with kana characters. My current work focuses on the visual qualities of kana.
“Interesting.” That is all. I focus solely on appearance—shape, color, and form. Does visual art need social meaning or deeper intention? My work does not require profound meaning—just being interesting, that is all.
愛知県名古屋市生まれ。多摩美術大学を卒業後、幼児教室で小学校受験講師をしながらアート活動を行う。在学中に賞賛された作品に縛られたり、「デザインでもアートでもない」と批判を受けたりと徐々に制作が継続できなくなり、ついに2022〜2023年には現代アートを完全に中断した。しかし、作ること自体はやめられなかった。幼児教室で得た経験を活かしイラスト作品を展示するようになり、改めてアートは自分にとってなくてはならないものだと感じ、2024年再び現代アートの世界へ足を踏み入れた。
子どもの頃、私は池山田剛の少女漫画が大好きだった。10歳からの12年間、毎月2回発売日に欠かさず彼女の雑誌連載を購入した。漫画を読む中で少年漫画が肌に合わなかったことに疑問を持ち、少年漫画と少女漫画の構造を分析するようになった。予備校時代に抽象画を学んだ影響で絵画の最小単位「点・線・面」に興味を持ち、漫画のコマ割りからキャラクターやセリフを除き抽象画にし、漫画を見るものに変えることで絵画を作ろうと考えた。この中に特に漫画のオノマトペに「ッ」がやたら多く描かれていたことから、「ッ」という無音を肯定する態度に余白の美に似たものを感じ、仮名に強く惹かれた。現在は主に、仮名の形の性質に焦点を当てて作品を制作する。
「面白い。」それだけである。私は形と色、その見た目'だけ'に焦点を当ててきた。
ビジュアル・アートに本当に意味は必要か?

◆Education
2017:
・BFA, Tama Art University, Oil painting
・多摩美術大学 絵画(油画)学科 卒業
◆Solo / Duo Exhibition

2024:
・"CategorOUT" / Sunny Go! / Tokyo, Japan
    (『カテゴラウト』/ エナジーテラスSunnyGo!/麻布十番、東京)  
2019:
・"High Literal"/Hibi Cafe/Kobe, Japan
 (『ハイ・リテラル』/日々カフェ/ 神戸)
2014:
"Izah" / Cherir Cabre / Tokyo, Japan
    (『いザッ』/Cherir Cabre/中目黒、東京)
◆Group Exhibition
2025:
・"Taro OKAMOTO Award of Contemporary Art"/Taro Okamoto Museum of Art, Kawasaki/Kawasaki, Japan
・"SAGA ARTIST FAIR"/EDAUME/Saga, Japan
・『第29回 岡本太郎現代芸術賞 入選展』/川崎市 岡本太郎美術館/川崎、神奈川
・『第1回 SAGA ARTIST FAIR』/EDAUME(旧枝梅酒造)/佐賀
2025:
・"Marginal Art Fair in Fukushima, ed.2"/Futatsunuma General Park/Hirono, Japan
・"NAMIKI AiR Exhibition 2025"/NAMIKI Gallery Ichikawa BRANCH/Ichikawa, Japan
・"Marginal Art Fair in Fukushima"/Futatsunuma General Park/Hirono, Japan (Invited artist)
・『余白のアートフェア 福島広野 ed.2 未決の風景』/広野中央体育館/広野、福島
・『NAMIKI AiR Exhibition 2025』/並樹画廊 市川BRANCH/市川、千葉
・『余白のアートフェア 福島広野』/二ツ沼総合公園/広野、福島(招聘作家として参加)
2024:
・"UNKNOWN ASIA"/Osaka Umeda Twin Towers South/Osaka, Japan
・"THE BLUE/Autumn Life"/Onden Gallery/Tokyo, Japan
・"Unknown, Intersection, and Me"/Design Festa Gallery/Tokyo, Japan
 ・『UNKNOWN ASIA』/大阪梅田ツインタワーズ・サウス/梅田、大阪(レビュワー賞「耳で聴く美術館賞」「原 康浩賞」受賞)
  ・『THE BLUE/オータムライフ』/隠田ギャラリー/表参道、東京
・『未知・交錯・私』/デザインフェスタギャラリー/原宿、東京(松岡智子 主催)
2021:
・"MEGURO NO SANMA"/rusu/Tokyo, Jpaan
・『MEGURO NO SANMA』/rusu/目黒、東京
2020:
・"THE MOVIE for the cut and resistance to 'Can we educate art?'"/Genron Gallery/Tokyo, Japan
 ・『美術は教育できるのか?に対する切り込みと抵抗 THE MOVIE』/ゲンロンギャラリー/五反田、東京
2015:
・"Yume Biennale"/Hachioji Yume Art Museum/Hachioji, Japan
・『夢美エンナーレ』/八王子市夢美術館/八王子、東京)
◆Residency
2025:
・"NAMIKI AIR"/NAMIKI Gallery Ichikawa BRANCH/Ichikawa, Japan
・『NAMIKI AiR』並樹画廊 市川BRANCH/市川、千葉​​​​​​​
◆Collective
2025:
・"What Border Is? -Tama River Graffiti"/MIKABOSHI (Michi OGAWA + Kayoko ISHIKURA + Seika TACHI)
・『〜境界とは何か?〜 多摩川グラフィティ』/ミか星 (オガワミチ+石倉かよこ+舘星華)
◆Artist Statement

私の中心的関心は、「社会的にいかに中立でいられるか」という問いにある。
 文字や記号といった公共的な存在を通じて、国や地域、人や動物という枠を越えた等価性を可視化する。 
私は、自分の国で当たり前に存在する仮名文字を用いた、インスタレーション作品を展開する。 文字を選ぶ理由は、法律的に誰にも独占されないと決まっているため、個人の感情や主観を排した中立的立場から鑑賞できるからである。似た文字同士を入れ替えたり反復したりする方法は、文字から意味の発生を防ぎ色や形の表面のみ浮かび上がる視覚体験を生み出す。これは、読み書きの中で皆が共通に持つ経験を共有化する試みである。
 私の中立へのこだわりは、育った環境が大きく影響している。 出身地の名古屋市は中部地方の主要都市である。上京した際、名古屋が関西だと間違われることに対して強い抵抗を感じたことをきっかけに、愛着がなかったと思い込んでいた名古屋に対し、中心にも周縁にも偏らない視点を意識するようになった。また私が幼少期に過ごした鴻ノ巣という町は自然豊かな緑地があり、幼少期の自然や動物との関わり、そして両親から教えられた客観的なものの見方が価値観の基盤となっている。 
私が似た文字を入れ替えたり交互に描いたりすることは、境界の内も外も否定しない行為であり、中立の立場を守ることである。 文字は誰に対しても平等である。読み書きにおける曖昧さは、生まれや年齢、外見に関わらず誰もが共有する体験である。私はその共通の感覚を通して、「すべての存在は本質的に同価値である」という中立の理念を表現する。
↑イラスト作品のウェブサイトはこちら
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